広瀬すず、泣き笑いの可能性は無限大

 喜怒哀楽の表情全てが魅力の広瀬すず。

 男女を問わず誰もが、思わず「かわいい~」とつぶやいてしまう。

国民的ヒロイン広瀬すず(17)は初主演映画の後編「ちはやふる 下の句」の初日舞台あいさつでも観客や報道陣を魅了してくれた。

 共演者と満面に笑みをたたえてトークを始めたが、映画への強い思いや仲間との絆を語り出すと自然と涙目となり、観客も固唾を呑みながら見守った。松岡茉優(21)が「すずは頑張ったもんね」とねぎらうと「怒るよ!みんな嫌い(笑い)」と泣き笑い、会場を爆笑させた。

 そしてサプライズでの続編決定には、狂喜乱舞し座り込んでしまったが、「最後じゃないんだね、それがうれしい。上の句、下の句を越える映画を作りたい。『ちはやふる』の無限大を皆さんに届けたい」と意欲たっぷりに語った。

 舞台あいさつでここまで素直に喜怒哀楽を見せてくれる女優は珍しい。昨年6月に鎌倉で行われた映画「海街diary」ヒット祈願イベントでは先輩女優の綾瀬はるか、長沢まさみ、夏帆たちに囲まれて、終始緊張した表情が印象に残ったが、1年に満たない間に表情が豊かになったように思える。

 「芳紀まさに十八歳(数え年)」、これからも着実に成長していくであろう広瀬すずの可能性は無限大だ。(写真と文=デイリースポーツ・堀内翔)

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