北翔海莉、「命を懸けるのが宿命」

 11月20日の東京宝塚劇場公演「桜華に舞え」「ロマンス!!」の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団することを発表した星組トップスター・北翔海莉が27日、大阪市内で会見した。

 すっきりとした表情で会見場に姿を現した。今年で入団から19年目を迎えていた北翔は「この度、宝塚歌劇団を卒業させていただくことになりました。本当にありがとうございました」と爽やかな笑顔であいさつした。

 15年5月に星組トップスター就任。そのタイミングで退団を考え始めたという。北翔は「この立場の話を頂いた時、一番輝ける時に卒業できるように、1年でと考えていました」と説明。「次の時代を担う下級生にたくさんのチャンスが訪れてほしい」と後輩たちへ託したい考えだ。

 96年に宝塚音楽学校に入学したものの「成績は最下位」と苦労も。98年3月「シトラスの風」で初舞台を踏み、月組と宙組を経て専科へ。専科時代には花組、雪組にも出演しており全組での出演を果たしている。星組トップスターには入団してから17年2カ月での就任となり、話題になった。

 退団後の進路は「目の前に起きている宝塚のお仕事がめまぐるしく、何も予定は立っていません。ラストステージまで命を懸けるのが宿命」と退団まで舞台を全うしたい考え。結婚の可能性を問われると「運命の女神さまに託したいと思います」と冗談交じりに話した。

 芝居、歌、ダンスの三拍子そろったパフォーマンスでファンを魅了してきた北翔。サヨナラ公演「桜華に舞え-」は、8月26日に宝塚大劇場で開幕する。

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