フジ 福山月9苦戦は「裏に食われた」

フジテレビの亀山千広社長(59)が22日、局内で定例社長会見を開き、福山雅治(47)主演の月9ドラマ「ラヴソング」や芦田愛菜(11)と米女優シャーロット・ケイト・フォックス(30)のW主演作「OUR HOUSE」など視聴率が伸び悩んでいる同局のドラマについて所感を述べた。

 「ラヴソング」(月曜、後9・00)は11日にスタートし、初回の平均視聴率は10・6%。日曜では90年代前半のフジのドラマ黄金期を築いた野島伸司氏脚本で挑んだ「OUR HOUSE」の17日の初回が同4・8%と、苦しいスタートとなった。

 亀山社長は「ラヴソング」について、「(視聴率は)たくさんあるにこしたことはないですが、(ネット上で見逃し視聴が可能なサイト)『+7(プラスセブン)』では、一番良かった『いつ恋(いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう)』よりも上回ったと聞いています」と反響は大きかったと説明。1月期の月9ドラマ「いつ恋」の全話平均視聴率は9・7%と月9のワースト記録を更新していたが、等身大の若者の恋愛ストーリーに共感する声がネット上で相次ぐなど、評価は高かった。

 一方で、「激戦区、裏の番組に食われたのかなという悔しさと、ちゃんと見るべき人は見てくれているのかなという安心感はある。世帯視聴率ではとってほしかったという気持ちはあります」と視聴率には悔しさをにじませた。

 “日9枠”の「OUR HOUSE」については、嵐・松本潤主演のTBS「99.9-刑事専門弁護士-」(15・5%)との直接対決に敗れた形。「ドラマとしては胸を借りる枠だと思う。スタッフ的にはもう少し戦えるんではないかと思ってつくっていたと思います。そういうことも含めて、視聴習慣のみならず、話題づくり、見てみたいと思わせる、後方支援があってしかるべきだったかなと」と、ドラマの内容だけではなく、宣伝・広報やマーケティングの面で、もっと作品をバックアップする必要があると分析した。

 「(脚本の)野島さんはドラマをきっちりつくっていらっしゃる方なので、2話、3話と面白く盛り上げてくれると思う。今から後方支援しても遅くないと思う」と今後に期待した。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

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