ゲームソフトのスクウェア・エニックスは３１日、人気ロールプレーイングゲーム（ＲＰＧ）シリーズの最新作「ファイナルファンタジー１５」を９月３０日に世界同時発売すると公式サイトなどで発表した。

　対応ハードは「プレイステーション４」と「Ｘｂｏｘ　ＯＮＥ」で通常版の価格は税込みで９５０４円となった。シリーズ最多となる１２言語に対応し、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、メキシカンスペイン語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、韓国語、中国語（繁体字、簡体字）をそろえた。

　発売地域は日本、欧米、アジア圏のほか、中国本土、ロシア、中南米でも展開する。特に中国本土へは同シリーズ本編の新作としては初上陸となる予定だ。

　ファイナルファンタジーシリーズは第１作が「ファミリーコンピューター」で８７年に発売された。重厚なストーリーのほか、８ビット機のハードとしては他ブランドの作品と比べて圧倒的に美麗なグラフィックとサウンドを実現し多くのファンを獲得。「ドラゴンクエスト」と並ぶ人気ＲＰＧとなり、パッケージ販売されている作品だけで１億１０００万本以上出荷している。

　無数の関連作品が発売されているが、今回の「－１５」はナンバリングタイトルと呼ばれる正統なシリーズのため、発売日や価格が注目されていた。

　「－１５」は「オープンワールド」システムを採用。ＲＰＧでは一般的な、プレーできるエリアがストーリーの進展度合いで制限される方式ではなく、どこまでも自由に冒険ができる。