尾木ママ、厚労省の待機児童対策を批判

 「保育園落ちた日本死ね!」のブログ投稿に端を発した待機児童問題で、厚生労働省が28日に発表した緊急対策を、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が同日更新したブログで「保育の質ががた落ち」などと批判した。

 尾木ママは「これじゃ保育の質ががた落ち。子どもたちの安全確保不安になります」と、結果として新たな問題が起こることを心配し、「どうしてこうも本気になってくれないのかしら」と安易な対策に首をかしげた。

 「保育園落ちた日本死ね!」を投稿した匿名ママも29日、FNNの取材に対して、「親はどこでもいいから保育園に預けたいのではなく、きちんとした環境で安全な場所に預けたいと思っている人がほとんどだと思う」とコメントし、厚労省の緊急対策を疑問視している。

 厚労省は28日、広い意味での待機児童が約6万人以上いることを公表しつつ、緊急対策として、一時預かり施設の利用料補助で定期的な預かり利用を進めることと、定員19人以下の小規模保育施設で22人まで受け入れを認める規制緩和を行うことを柱として発表した。

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