松本人志「一番悪いのは自殺すること」

 ダウンタウンの松本人志(52)が27日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、少年・少女の自殺について考えを語った。学校、両親、いじめ加害者など責任を負うべき存在がいることは承知した上で、「一番悪いのは自殺すること」と、選択肢の中に自殺を入れないよう呼び掛けた。

 番組では神奈川・相模原市の、両親からの虐待を理由に児童相談所に保護を求めていた男子中学生が自殺を図り死亡したニュースを取り上げた。松本は「こういうニュース、いろいろ自殺するニュースを扱うやんか。学校が悪い。親が悪い。いじめで自殺するのはいじめっ子が悪い。もちろん全部そうなんですけど…」とした上で、「最終的に言ってほしいのは、一番悪いのは自殺することやと思う。それを意外と言わないから」と力説した。

 そう考える理由に、子どもたちが自殺を正当化してしまうことへの懸念を挙げた。「自殺したらみんながかばってくれて、かわいそうやと言ってくれて、もしかしたらおれ死んだら復讐になるんやないかと。オレをいじめたやつらや先生やなんやに。そういう風に考えて自殺をする子が減らないんじゃないかと思う」と心配した松本。「最終的に考えて自殺するやつが一番アホやでっていうことを…。何の解決にもならへんし、いろんな人にすごく悲しい思いをさすんやでというのを、もっと(報道では)言ってほしい」と真剣に語った。

 ゲスト出演していたフリーの赤江珠緒アナは相模原市のケースの事情として、男子中学生が両親による虐待を訴えていたことを指摘した。「今回のケースの場合は悲しむはずのご両親がそうじゃない感じなので、それ以外の大人が助けてあげないと助けられない」と語り、松本も隣でうなずいていた。

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