フジ “純粋”バラエティで勝負の理由

 ウッチャンナンチャンの南原清隆がメーンMCとして出演するバラエティー番組「超ハマる!爆笑キャラパレード(仮題)」(土曜、7・00)が4月からフジテレビでスタートする。7日、同局の改編会見で発表された。情報バラエティー全盛時代に、あえて“情報”を斬り捨て、純粋なバラエティーで勝負する。その理由は、「フジでやらなければ、どこもやらない」という自負だった。

 「超ハマる!-」は毎週「キャラ芸」を武器にする芸人が集まり、周りにいそうな特徴のある人のしゃべり方、顔つき、動きを演じていくスタイルの番組。南原の他に陣内智則、ピースの綾部祐二も出演し、芸人たちのキャラ芸をジャッジする立場にまわる。

 南原出演の演芸番組では「笑う犬」シリーズが思い出されるが、作り込んだコント番組というよりも、短時間勝負のネタ番組というイメージが強いものとなる。

 最近のゴールデンタイムのバラエティーは、グルメや料理をはじめとする情報番組の要素を含んだものが増えている。宮道編成部長は「今のトレンドは情報バラエティーなんでしょう。視聴者の皆さんに有益な情報をバラエティーのパッケージ(番組)の中にどれだけ詰め込めるか、が大きなトレンドだと思います」と認めた上で、「でも、それで未来はあるのか。テレビにとって」と疑問を提起。「フジテレビでやらなければ、多分どこもやらないでしょう」とあえてトレンドに乗らないバラエティー作りに挑戦する決意を語った。

 その上で、「それをやるなら19時です。絶対、他の局はやらない。そして週末。お子さんも男性視聴者も比較的お茶の間にいる時間帯に、家族そろって、エンターテインメントを楽しんでいただきたいという強い思いで編成いたしました」と土曜午後7時の新娯楽番組に賭ける思いを熱弁。「爆笑レッドカーペット」や「ボキャブラ天国」のような多様な角度のフォーマットでバラエティーを制作してきた自負もあり、「もう1回、僕らが汗をかいて新しいバラエティーの提案をしないといけないと強く思っています」と宣言した。

 なお、土曜日午後7時台の民放各局(関東地方)は、日本テレビが「天才!志村どうぶつ園」、TBSが「炎の体育会TV」、テレビ朝日が「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」、テレビ東京が特番枠の「土曜スペシャル」を放送している。

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