“号泣元県議”第2回公判が午後に開廷
政務活動費をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた、“号泣県議”こと元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)の第2回公判が22日午後、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で開廷する。
前回1月26日の初公判では、法廷で挙動不審とも映る言動を繰り返した野々村被告。初公判後に勾留され、約1カ月、神戸拘置所に収容された後に姿をみせるこの日の法廷で、言動などに変化があるのかに注目が集まる。
野々村被告は1月の初公判には、頭髪をスキンヘッドにそり上げて出廷。質問者に窮屈な格好で右耳を向ける“新型”の聞こえないポースを繰り出したり、警察の取り調べ時の記憶は取調官の姓名や階級まで覚えていたが、被告人質問では記憶障害の可能性を主張して、政活費に関する質問には100回近く「記憶にありません」と大連発した。
野々村被告は当初昨年11月に予定されていた初公判をドタキャン欠席した経緯がある。身柄拘束されて強制出廷させられた1月の仕切り直しの初公判後に、同地裁が勾留を決定。約1カ月、神戸拘置所に収容されていた。
弁護側は勾留を取り消すよう特別抗告を行ったが、大阪高裁、最高裁第二小法廷ともに棄却した。
野々村被告を巡っては14年の号泣会見当時、衝撃のカツラ告白でおなじみフリーアナウンサーの山本浩之がテレビ番組で、野々村被告にカツラ疑惑があり、方々から“真贋”の問い合わせが殺到していることを明かしたことも。1月26日の初公判では、スキンヘッドの野々村被告の前頭部はかなり後退しているようにも映った。ただ山本アナは当日に出演した番組で「僕の仲間です」と、議員時代が“頭髪偽装”だったと“認定”していた。
