土屋アンナ 甲斐氏側控訴に不快感

 モデルで歌手の土屋アンナ(31)が主演舞台「誓い~奇跡のシンガー」の稽古に参加せず公演が中止になったとして、プロデュースした演出家の甲斐智陽氏と製作会社が約3000万円の損害賠償を請求した民事訴訟の判決が25日、東京地裁で開かれ、原克也裁判長は甲斐氏側の請求を棄却した。また甲斐氏がネット上で発表した楽曲「ANNA」の歌詞が名誉毀損(きそん)にあたると土屋側が反訴した件について訴えを認め、甲斐氏に33万円の支払いを命じた。土屋は夜になって報道陣の取材に応じ、甲斐氏側が控訴しないことを求めた。

 土屋は法廷には姿を見せなかったが午後6時ごろに東京都内の自宅に帰宅。待ち構えた報道陣約30人と近くの公園に移動し、取材に応じた。

 判決についてアンナは「87歳のおばあちゃんが争い事が嫌いなので。報告して安心してもらおうと思って電話したら出なかった」と少しだけ笑顔を浮かべた。その後で、「ファンや家族に迷惑をかけた。なのに支えてくれて。『ごめんね』という気持ち」と周囲への感謝と謝罪の気持ちを述べた。

 甲斐氏の楽曲「ANNNA」が名誉毀損にあたると認められたことについて、「アンナは精神的に強い方」としつつ、「音楽やエンターテインメントで人を傷つけることはやってほしくない。音楽は人を救うと信じているのでピースなものを作ってほしい」と語った。

 裁判が2年と長期に及んだことについて「長かったねー」とし、「正直、自分も早く終わってほしいな、早く終わってほしいな」と繰り返し、精神的に負担だったことを実感を込めて語った。

 甲斐氏側が控訴の意思を明言したことについては「あら」と首をひねり、「なんとなくテレビで見たけど、そうなってみないと分からない。避けたいですよ。ないといいなと思います」と、これ以上争い事にとらわれることに、うんざりとした表情を浮かべた。

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