春団治さん死去 上方落語界の惜しむ声

 故・桂米朝さんらとともに戦後の上方落語の復興に尽くした「四天王」最後の1人だった三代目桂春団治=本名・河合一(かわい・はじめ)=さんが9日、大阪市内の病院で亡くなった。85歳。上方落語を代表する大名跡「春団治」を継いだ大御所の死に、上方落語の大御所からは悼む声が続々と寄せられている。

 明石家さんまの師匠としても知られる笑福亭松之助(90)は「悲しみの為にうち沈んでおります」、笑福亭仁鶴(78)は「終戦後、落語家の数が少ない中、他の師匠方と力を合わせて頑張って頂いた。そのおかげで今の我々が存在するわけで、そのご尊敬すべき師匠が他界されたのは誠に残念であり悲しいことです。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼した。

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