「真田丸」初回視聴率、大台に届かず
10日にスタートしたNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜、後8・00)の初回平均視聴率が関東地区で19・9%だったことが12日、ビデオリサーチ社の調査でわかった。
過去5年間の初回の数字では、2013年「八重の桜」の21・4%(関西19・2%)に次ぐ2位。15年の「花燃ゆ」は初回16・7%(16・9%)と苦戦したが、今作は関東地区で20%に迫る数字を獲得、挽回した形となった。
大坂冬の陣・夏の陣など重要な舞台となる関西地区では20・1%と大台に乗せた。
主役の真田信繁(幸村)を演じるのは、13年のTBS系「半沢直樹」で話題となった堺雅人(42)。フジテレビ系「リーガル・ハイ」などでも知られる“高視聴率俳優”の演技に期待が集まったともいえそうだ。初回の「船出」は15分拡大で放送され、真田家が仕える武田家の危機が描かれた。ナレーションは有働由美子アナウンサー(46)が担当している。
2010年以降の大河ドラマ初回視聴率は次のとおり(カッコ内は関西地区)
10年 福山雅治主演「龍馬伝」23・2%(21・0%)
11年 上野樹里主演「江・姫たちの戦国」21・7%(22・6%)
12年 松山ケンイチ主演「平清盛」17・3%(18・8%)
13年 綾瀬はるか主演「八重の桜」21・4%(19・2%)
14年 岡田准一主演「軍師官兵衛」18・9%(23・0%)
15年 井上真央主演「花燃ゆ」16・7%(16・9%)
16年 堺雅人主演「真田丸」19・9%(20・1%)
