土屋アンナ 初出廷でモノマネと涙

12時45分、車の後部シートに乗り裁判所に入る土屋アンナ(手前)=東京地裁(撮影・開出牧)
裁判所に入る土屋アンナ=東京地裁(撮影・開出牧)
裁判を終え車で引き揚げる土屋アンナ=東京地裁(撮影・開出牧)
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 モデルで歌手の土屋アンナが主演舞台「誓い~奇跡のシンガー~」の稽古に参加せず、公演が中止になったとしてプロデューサーの甲斐智陽氏が約3000万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が9日、東京地裁であり、土屋と土屋の母親で所属事務所社長の土屋真弓氏が出廷した。甲斐氏も出廷し、初めて直接対決が実現。土屋側も甲斐氏の楽曲「ANNA」を巡って甲斐氏を名誉棄損で訴えており、“泥沼訴訟合戦”は山場を迎えた。

 午後1時30分から開かれた法廷に土屋は、カーディガンにパンツと全身白のスタイルで、同じく証人として出廷した母で所属事務所社長の真弓氏と現れた。

 甲斐氏への証人尋問をはさみ、午後4時ごろから行われた証人尋問で土屋は証言台に立ち、舞台のミーティング中に甲斐氏から「ヤクザみたいな女だな。人の話も聞けない態度が悪ぃーな」とどう喝されたと主張。また、原作者の障がい者女性を誹謗(ひぼう)中傷した様子を、甲斐氏のモノマネまじりで証言した。

 稽古を欠席したことについては、甲斐氏に舞台の原作者とされる女性から舞台化を許可する承諾書をもらって来なければ稽古には出ないと通達したにも関わらず「甲斐氏が持ってこなかったから」と述べた。

 さらに、甲斐氏が「ANNA」というタイトルの楽曲をネット上で発表したことを名誉毀損(きそん)で提訴した思いを話す際には「悲しいし残念。やめてほしかった」と涙を流した。

 土屋の尋問の最後には、甲斐氏自らが「質問があります」と手を挙げ、原作者が土屋に手渡したとされる手紙の内容について質問。土屋が甲斐氏の方を向きながら、逆質問する形で応酬するなど、にらみ合って火花を散らす場面もあった。

 甲斐氏側は閉廷後、集まった報道陣に対し「原作ではなく原案。承諾は得ていた。どう喝なんかしていない。(土屋が言っていることは)ほとんどがデタラメ」と主張した。

 裁判は、13年に上演予定だった「誓い~奇跡のシンガー~」を巡り、土屋が稽古を無断で休んだことから中止になったとして、甲斐氏が土屋側に3000万円の損害賠償を求めている。地裁は昨年12月に「土屋側が和解金200万円を払う」という若い勧告案を提示したが、甲斐氏は拒否した。

 判決は来年1月25日に言い渡される。

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