愛之助の演技に爆笑 紀香からは胡蝶蘭
歌舞伎俳優・片岡愛之助(43)の座頭公演「第8回永楽館歌舞伎」(兵庫・出石永楽館)が4日、開幕した。芝居小屋の入り口のど真ん中には、愛之助と“来春にも結婚”と報じられている女優・藤原紀香(44)から届いたピンクの胡蝶蘭が“鎮座”。
幕末に出石に潜伏していた桂小五郎を主人公にした新作芝居「青雲の座」では、小五郎(愛之助)が出石で年上の妻をめとったところ、若い元恋人の娘が乗り込んできて「あなたのお子ができました」と告白。“修羅場”となる中、仰天した愛之助が「ふえぇーっ!」とその場を逃げ去る演技に、場内は笑いに包まれた。
元恋人が「なんでいつも泣かされるのは女なんでしょう」と語る意味深?な一幕もあった。
また中村鴈治郎(56)扮する出石藩奉行が物語の中で、ひいきの歌舞伎役者“愛之助”が「このところ何かと世間を騒がせておって、わしも困っておる」とボヤき、また爆笑。
芝居の最後は、かつて将来を誓い合った芸妓も登場して…愛之助が“恋多き男”を熱演した。
すでに同公演は10日の千秋楽までチケットが完売しており、口上で愛之助は、8回目を迎えた恒例公演に「年を重ねるごとに、出し物(新作)を何にしようかと考えたりしておりますが、来年以降も9回、10回と続けていければ」と語り、喝采を浴びていた。
なお、ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛しています」という。