西島秀俊「角膜はがれた」凄絶ロケ語る
人気刑事ドラマの映画「劇場版 MOZU」(羽住英一郎監督)の「東京国際映画祭ワールドプレミア完成記念トークショー」が27日、都内で行われた。主演の西島秀俊(44)は「肋骨にひびが入ったり、左肩を壊したり、右目の角膜をはがしたり」と過酷なフィリピンでの撮影を振り返った。
フィリピンロケは今年の3月30日から4月23日にかけて行われた。日本国内ではできない大がかりなアクションシーンを撮影できることや、フィリピンが持つ空気感が「MOZU」にマッチすることなどが理由とだったが、現地での撮影は過酷を極めた。
アクションシーンの最中に西島は「肋骨にひびが入ったり、左肩を壊したり、右目の角膜をはがしたり」と多くのけがを負ったと告白。にこやかに「実際に過酷で体がぼろぼろになりました」と振り返り、役者魂をうかがわせた。
治安もお世辞にも良いとは言えず、「貴重品とか一切持っていかないでくれと(言われた)。ボディーガードがいないと撮影できないような場所で撮影したり、日本では考えられないカーアクションをやったり。毎日、戦場のような日々でした」とフィリピンでの撮影を振り返った。ただ、それにふさわしい充実感を得たようで、「それがすごく楽しかったです。(肋骨に)ひび入ってるなっていう感じが」と楽しげに語っていた。
「劇場版 MOZU」は11月7日、全国東宝系劇場で公開される。
