菊五郎 中村時蔵の“使い回し”暴露
歌舞伎俳優の尾上菊五郎(73)、長男の尾上菊之助(38)、中村時蔵(60)が27日、都内で「通し狂言 小春穏沖津白浪-小狐礼三-」(東京・国立劇場で2016年1月3~27日)の製作発表を行った。
1864年に初演された演目で、今回は作者の河竹黙阿弥の生誕200年を記念し、2002年以来14年ぶりに再演される。今回は、14年前に菊五郎が演じた小狐礼三を菊之助が演じ、菊五郎は盗賊の首領・日本駄右衛門役。時蔵は14年前と同じ船玉お才役だ。
会場には3人の役の扮装写真パネルが飾られたが、菊五郎は「あそこにある写真、私とせがれは新しく撮ったんですが、時蔵さんは14年前の写真なんですよ」と“使い回し”を暴露。時蔵は「すごいことバラしますね…」と苦笑い。
14年前はMr.マリックが技術協力したが、今回は菊五郎自らが監修を務める予定。「見終わった後にスカッとして、これから1年歌舞伎を見るぞ、って気を起こさせるようなお芝居を作りたい」と話していた。
