吉本新喜劇 京都市の伝統産業とコラボ

 1944年から京うちわを作り続ける塩見団扇(秋田悦克社長)と祇園吉本新喜劇がコラボした「思い出の団扇!?」が6日、京都・よしもと祇園花月で公演初日を迎えた。

 吉本興業が企画推進する「京都国際映画祭」(15~18日、京都市内各所)のメーン会場となる同劇場と“京の職人さん”の連携企画の第1弾。74品目ある京都市の伝統産業の一つである京うちわ(塩見団扇)を題材にした新喜劇が上演された。

 今回の公演のために塩見団扇が約50本の京うちわを用意し、劇中の小道具の一つとして使われたり、セットの中にも飾られた。上演後には赤字で「吉本新喜劇」と記された特注品が出演メンバーに手渡された。

 座長の川畑泰史(48)は京都出身で「昔からこのようなうちわは目にはしていましたけど、名前が書いてあるようなのはお金持ちしかもらえないと思っていました。今回、お金持ちになった気持ちです」とちょっとした優越感に浸った。

 京都市の伝統産業では西陣織、京友禅、京扇子などが知られている。川畑は「こういうことを通じながら何十とある伝統産業と極力、私の(座長を務める)週でコラボしていきたい。この仕事はほかの人には回したくない」と“独占”をもくろんでいた。

 また、サ行の発音が苦手な諸見里大介(33)は「京扇子の方が有名らしいですけど、『京うちわ』の方が言いやすいので、京うちわ推しでいきたいと思います」と笑わせた。

 同公演は12日まで。「京都国際映画祭」期間中の17、18日には元立誠小学校で「京の職人さんワークショップ」(京こま、京提灯、京くみひも、金箔押し)を開催する。

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