海老蔵、台風下山形から決死の帰京
歌舞伎俳優の市川海老蔵が山形公演を終えた9日、台風通過に伴う大雨で新幹線が止まり、高速道路も不通となる中、愛児たちに会いたい一心から帰京を強行、真夜中近くに無事帰宅したことをブログで伝えた。
まず1回目公演を終えた夕方、山形新幹線が止まっているとの連絡が入った。しかも、興行中の会館が停電…。
会場の停電は復旧し、多くの観客を迎えたが、今月は旅興行が続いている海老蔵は愛児に「会いたい」思いを何度もブログにつづった。
東北新幹線は動いているとのことで、仙台まで出れば新幹線で帰京できるという計算が立った。
「山形から仙台まで一時間半…仙台から東京まで一時間半…」、午後9時を過ぎて海老蔵は帰京を決断した。
しかし10時を過ぎて、今度は仙台へ通じる山形自動車道が不通だとの情報が…。
「山形道路通行止め…よってら仙台までヤビィ…山形から東京の電車も明日のめど立たぬ…よって帰れぬ…」と半ばあきらめながら、海老蔵は「帰れぬが…父は帰るぞ!」と決断した。高速道路なら1時間半の130キロを、地道で走ろうというのだ。
どういう経路を、どういう方法に頼ったのか日付の変わった午前零時22分、海老蔵は「ミッション成功です 様々な困難を乗り越え我が家に おやすみなさい」と愛児の横でVサインを掲げて寝そべる写真を添えた。
朝になって更新した書き込みでは「本当に運良く全てのハードルを紙一重で抜けきり東京に戻れたんです」とスリルに満ちた帰京劇であったらしい。
