たかじんさん番組終了惜しむ声

 テレビ大阪は9日、大阪市内の同局で、番組改編会見を開いた。昨年1月に亡くなったタレント・やしきたかじんさん(享年64)の冠番組「たかじんNOマネーBLACK」が6月に放送終了。番組終了を惜しむ視聴者の声が続々と寄せられたことを明かした。

 今春には他局の2番組がたかじんさんの冠を外しタイトルを変更。その中で同番組は、たかじんさんの“最後の冠番組”だった。放送終了に伴い同局に届いた視聴者の声は50件以上で「終わって残念だ」などといった意見が多かったという。

 現在、同番組が放送された枠(土曜、午後1時)では、「和風総本家」の再放送が流れている。同枠での新番組立ち上げについては「検討していますが、(現時点で)具体的なものはありません」とした。

 亡くなった後も関西で根強い人気のたかじんさん。仮に同枠で新番組を制作する運びとなっても、「たかじんさんの意志を継承するということではなく、テレビ大阪らしい番組ができたら」とたかじんさんの“色”を出さない方針だ。

 同番組の平均視聴率は放送が終了された6月も従来通りの5%前後。大きな数字の変化はなかったが、同局は番組終了の理由をあらためて「編成上の都合」と説明した。

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