俳優・阿部サダヲ（４５）が４日、ＮＨＫ「スタジオパークからこんにちは」に生出演。０５年に“クドカン”こと宮藤官九郎らと「グループ魂」として紅白初出場を果たした際の“商品名騒動”の背景を語った。

　阿部は宮藤率いる「グループ魂」のボーカルとして、０５年のＮＨＫ紅白歌合戦に「君にジュースを買ってあげる」で初出場した。

　同曲には商品名（のセリフ）が入っており、ＮＨＫでは使えないことから、どうなるかが注目されていたが、阿部はサプライズでステージを飛び降り、審査員だった琴欧州に誘導尋問的に質問し、出演していたＣＭの商品名「明治ブルガリアヨーグルト」を言わせるというハプニングがあった。

　ステージを飛び降りた阿部は「あのね～君ね」と琴欧州に話しかけ、「コマーシャル、ＣＭ、出てるよね、ヨーグルトの」「何のヨーグルト？」と聞き、笑った琴欧州から「ブルガリア」という言葉を引き出した。阿部はニヤリと笑い、「商品名、言ってんじゃないの！」とツッコミを入れるやりとりが、生放送でオンエアされた。

　この“商品名騒動”を振り返り、ＭＣの清水ミチコから「勇気ありますね～」とふられると、「怖いですね～、今見ても」と苦笑い。当初はステージから飛び降りる予定ではなかったが、「せっかくだから、ということで、宮藤さんとかと話し合って、ね。行った方がいい、ってね」と舞台裏を告白。「（審査員席で）一番優しそうなの、琴欧州さんだったんでね」とテキトーに話し、笑わせていた。