「花燃ゆ」復調傾向は“バラつき解消”

 NHK・籾井勝人会長は3日、都内で定例会見を開き、放送開始から低迷が続く大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜、後8・00)の視聴率が復調気配にあることに「主役が誰かとか、ようやくはっきりしてきた」と感想を述べた。「花燃ゆ」の視聴率は初回が16・7%でスタート。その後は、数字は伸びず、4月12日放送分で9・8%となるなど、これまで4度10%を切っている。しかし、7月12日から物語が大奥編に入り、12%前後をキープするなど復調気配にある。

 同会長は、今年春の段階で「まだテークオフしていない」と同番組の低かった視聴率を嘆き、5月の定例会見では「やはり(視聴率が)低すぎるという感じ。配役も俳優もいっぱい出てくるけど、(1月からの)前半はバラけた印象」と語っていた。

 また、7月の会見でも「一生懸命やってるけど、(数字が)上がらないのは、主人公らしき人がいっぱい出てきたけど、皆死ぬんです。このあたりが盛り上がらない理由」と物語の焦点が定まらないことが低視聴率の理由と再び指摘。「これから先、井上さんが再婚して明治時代に活躍し、かなり焦点がはっきりしてくる。このあたりに私は賭けたい」と7月以降に期待していた。

 この日の会見では、“バラつき”が解消されたことが復調傾向の要因と示唆。「出だしがあまり皆さんの興味をつかむことができなかった。でも今は面白い場面に入りつつあると思っている。あと3カ月しか残っていない。まだまだ低いですけど、やっと皆さんに興味をつかむことができつつあるかなと思う」と話し、6日放送から始まる明治編でのさらなる巻き返しに期待した。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

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