かしまし娘、“堅物”桂米朝さんしのぶ

 今年3月に亡くなった人間国宝で落語家の桂米朝さんを偲ぶ追善落語会「桂米朝追善 米朝一門会」の初日公演が16日、大阪・サンケイホールブリーゼで行われた。

 ゲストトークには、10代の頃から米朝さんと親交があった女性漫才トリオ・かしまし娘の正司照枝(82)、正司花江(79)が出演。出会った頃の米朝さんについて、照枝が「私らには興味がないから、おもろない堅物。(恋愛感情なんて)ないない」と振り返れば、花江は、かつて米朝さんや、後に妻となる元女優の故中川絹子さんと地方公演で一緒になった際に「米朝さんは私らには目もくれんと、絹子さんの後をちょろちょろ追いかけて。怪しいと思てましたわ」と笑わせた。

 劇場の楽屋では米朝さんとマージャンに講じたそうで、米朝さんは着物を着替える際も打ち続け、自分の出番の際には、他人に“代打ち”されたくないため、マージャン牌を1個、舞台まで持って行ってしまったという。

 晩年にテレビ共演した際には「昔の話ができるのも、あんたらくらいになったなあ」と話していたという米朝さん。楽屋で横になった米朝さんに、花江は「『そんなとこで、ほこりかぶったらあかんから』と白い布を顔にかけてしまいまして」と、にぎやかなトークで米朝さんを偲んでいた。

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