坂田利夫ら大阪偕星OBが歓喜

 第97回全国高校野球選手権は31日、大阪大会で決勝が行われ、大阪偕星学園が初の甲子園出場を決めた。同校OBのお笑い芸人・坂田利夫(73)、伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(52)が大阪市内で取材に応じ、後輩の快挙に歓喜した。

 坂田は「おめでとさ~ん!まさか甲子園に出場するとは!まいっちゃったね、たまんないね!」と持ちギャグで祝福。かつて校名が此花商業、此花学院だった時代は、相撲部が有力部で、野球部の甲子園出場は「夢のまた夢だった」といい、「自慢できるわ。ワシが偉なった気分。こんなうれしいことはないで」と喜んだ。坂田はこの日、仕事を終えタクシーの中で決勝を“観戦”。序盤に同点に追いつかれた際には「なんで点取られたんや!」とエキサイトし、運転手にかなり迷惑がられたという。

 坂田といえば、登場曲「アホの坂田のテーマ」がかつて春のセンバツ大会の入場行進曲に内定しながら、諸般事情で取り消されたとの説があり、坂田も「僕もそれ聞いたことあるわ」と話す。“甲子園出場”を逃した格好だったが、後輩が本分の野球で出場を勝ち取り大喜び。「テーマ曲を応援マーチで使ってほしいなあ」と希望し「高野連が許してくれたら、僕も“アホーマン”の格好して、スタンドの一番前で踊りますよ」とノリノリだった。

 また菊水丸も同市内で取材対応し「僕の時は3年間、全部1回戦負け。応援団が団旗の棒を忘れたこともありましたし。時代の流れを感じますよ」と喜んだ。

 この日は自宅でテレビ観戦。さっそく「きょうの晩に作ります」と“大阪偕星学園応援音頭”の製作に取りかかることを宣言した。

 一方で前夜には甲子園出場を果たすことを想定して、OB会から「冷静ではいられない、恐ろしい金額」が書かれた寄付依頼のファクスが届いたという。

 どうやら“タレント価格”らしく「おめでたい話ではありますが、優勝の瞬間、目の前にファクスの紙が浮かびました。まずは先輩の坂田師匠がどんだけ出すのかを見守りたい」とビクビク?の様子。坂田が純粋に喜んでいることを伝え聞くと「たぶん(坂田はファクスに)気づいてないですね。見てたら冷静ではいられないです」と笑わせていた。

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