落語家の笑福亭鶴瓶（６３）と吉本新喜劇座長の小籔千豊（４１）が２５日、大阪市のＮＨＫ大阪放送局で夏季特集番組「ヤブツル～鶴瓶・小籔の大阪夜話～」（総合、８月２２日午後１１・３０）の収録を行った。

　同日放送のフジテレビ系「２７時間テレビ」の話題から、鶴瓶が０３年の同番組で引き起こした“生放送ポロリ事件”に言及。「あれはテロではない。事故です」と、あらためて局部丸出しの大失態を釈明した。

　鶴瓶は今年も「２７時間テレビ」の総合司会を務めるナインティナインから出演オファーがあったことを明かし、「嫌や。イメージが悪い。『２７時間テレビ』で俺は酔うて変なことをしてしまった」と忌まわしい過去を振り返った。

　「こんなこと、もう言うてもしゃあないけど」と前置きした上で、「飲まされ過ぎて、待っててやな、（明石家）さんまと中居（正広）、その前にみの（もんた）さんがものすごい（時間が）押して、夜中の３時ぐらいまで飲んでたんや。飲み過ぎて寝てもたんや。寝る時に苦しいから、ちょっと（パンツを）ずらして寝てるわけよ。浴衣もはだけてもてやな、起こしたら、そうなってもたんや」と大事件の経緯を詳細に説明した。

　１２年前の“チン事”だが、今ではＹｏｕＴｕｂｅなどの動画サイトで世界各国いつでも閲覧可能。鶴瓶がロシアを訪れた際には現地のコンスタンチンという名の通訳から「コンスタンチンです。“チン”はダメよ。ＹｏｕＴｕｂｅで見ました」と自己紹介され、がく然としたという。

　日本でもリアルタイムで知らないはずの若い世代に確実に伝承されていることから、鶴瓶は「あれ、消してほしいよね」と心の底から訴えた。すると、小籔は「あの映像は、のちのち教科書に載せてええぐらい。昔にはこういうお笑い芸人がおったと。反面教師も含めてですけど」と提唱していた。