杉良太郎 バングラデシュで衝撃体験

 21日の父の日を前に17日、一般社団法人「日本生活文化推進協議会」が選ぶ「ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西」の発表、授賞式が大阪市内で行われ、特別部門で俳優の杉良太郎(70)が表彰された。

 長男・山田純大(42)は同じ役者の道に進み、2女を合わせ、3人の父。さらにベトナム人の子供81人の里親となるなど、社会貢献に尽力してきた。

 表彰式の壇上で、杉はアジア各国を歴訪した際の衝撃を明かした。「バングラデシュでは、親が子供の足や手を切り、目を突いて、マザーテレサの施設の前に捨てる。そうじゃないと拾ってくれない。生かしておくための最終手段なんです」

 里親になることを決めたのも、ベトナムで児童養護施設を訪れた時。子供にお菓子、おもちゃを持って行った際、「お父さん、お母さんが欲しい」と言われた言葉が忘れられなかった。

 「物を与えれば喜ぶと思った」杉は、打ちひしがれ耐えきれず泣いた。即座に4人を養子にし、今や81人まで増えた。

 「足長おじさんじゃない。健康面、学校、すべてを自分の子供と同じように」と尽力。「100人でも200人でも」と、まだまだ養子は増える見込みだ。

 「今の日本は少年犯罪が多い。親の愛情がなければ子供が曲がる。親の愛情、そこがないといけない」。力説すると、壇上では横綱白鵬が、大きくうなずいていた。

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