勝谷誠彦氏 うつ病公表で反響

 コラムニストの勝谷誠彦氏(54)が鬱病を公表して反響を呼んでいる。有料メール配信配信(※以下ブログと表記)「勝谷誠彦の××な日々な日々。」では5月10日の配信メールで「鬱病」を公表しており、その後も病気と闘いながら、毎日、ブログを更新している。

 うつについて告白したのは5月10日のブログ。9日に突然、起きることができなくなったという。全身が重く、気付けば包丁を持っていたこと、そのあとも「さまざまな自死の方法を探している」と記されていた。「やたらに涙が出て困る」と自覚する症状についても書かれていた。

 5月17日配信分は「ごめん、しんどい。でも今日も書けた。ありがとう」のタイトル。午前3時に起床したことを明かし「ヒマでね。仕方ないでしょ鬱病だもの(笑)。(笑)と書けるだけまだいいです。そう、悪くはない」と記されている。

 同18日号によると、この日は午前2時半起床。「あまり立っていられないのでずーっと寝ている」ことや、「元気だった時」に予定を入れていた会食が同日夜に入っており、「これがまことに憂鬱だ」と外出をおっくうに感じていることをつづっていた。

 また、25日配信分は「3時半起床。週末を生き延びた」で始まり、「抗鬱剤は明らかに効いていて、これがないと危ういところだった」と病気と投薬について記している。

 うつ病について、同じ病で闘う人のために、と隠すことなくブログで書いている勝谷氏。しかし、27日の配信分では「『鬱の話は書くな』『読みたくもない』『自己憐憫だ』といった罵倒、お叱りのメールを頂戴する」と記述。読者からマイナスの反応があることを伝えた上で「できるだけ避けますね。すみません、すみません。しかし日記である以上、前提となる自分の状況を書かなくてはいけない場合もある。そもそも精神状態が論調には反映される。だから最低限、触れることはお許し願いたい。」と訴えていた。

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