１０日に宝塚歌劇団を退団したばかりの元星組トップ娘役の夢咲ねね（年齢非公表）が１３日、都内で行われたミュージカル「サンセット大通り」の製作発表に登場し、本作が退団後の初仕事となることが発表された。

　ブロードウェイでトニー賞７部門を受賞し、２０１２年に日本で初演された名作の再演。夢咲は脚本家のベティー役を演じており、この日は、作中で恋に落ちるジョー役の平方元基（２９）と劇中曲「恋に夢中で周りが見えない」を披露した。

　退団公演から、わずか３日。これからについて「新しい自分がどうなっていくのか分かっていない。見つけられたらと漠然と思っています」と再スタートへの心境を語った。

　主演を務める宝塚の先輩、元トップスターの安蘭けい（４４）は「彼女の成長を温かく見守りたい。娘役の可憐さは、私にはないので学べるかなとも思っています」とエールを送っていた。

　夢咲は柚希礼音とトップコンビを組み、同時退団した。実妹の愛加あゆも雪組で娘役トップを務め、昨年８月に退団。宝塚では史上初の同時期姉妹娘役トップとして話題を集めた。

　なおミュージカル「サンセット大通り」は東京・赤坂ＡＣＴシアターで７月４～２０日まで。