春日棚ぼた繰り上げ日本代表「金狙う」

フィンスイミング日本代表になりイタリアでの大会出場が決まり、笑顔を見せるオードリーの春日俊彰=東京・ホテルモントレ銀座(撮影・吉澤敬太)
フィンスイミング日本代表になりイタリアでの大会出場が決まり、ご機嫌で登場したオードリーの春日俊彰=東京・ホテルモントレ銀座(撮影・吉澤敬太)
フィンスイミング日本代表になりイタリアでの大会出場が決まり、ご機嫌で「トゥース!」を決めるオードリーの春日俊彰=東京・ホテルモントレ銀座(撮影・吉澤敬太)
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 お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰(36)が「フィンスイミングワールドカップマスターズ大会」(6月6日、イタリア・ラヴェンナ)に日本代表(V1区分・35~44歳)として出場することが7日、発表された。春日は都内で行われた記者会見で喜びと抱負を語った。

 フィンスイミングとは足ひれをつけて泳ぎ、タイムを競う競技。春日は3月15日、代表選考会を兼ねた「第4回フィンスイミングジャパンオープンマスターズ大会」に出場。「50メートルアプニア」(息継ぎなし)という種目でワールドカップ出場権が得られる2位に入ったが、フライングで失格となっていた。

 今回出場権を得たのは、選考会で出場したもう1種目の「50メートルサーフィス」(シュノーケル使用可能)。成績は出場権を得られない3位(2位に0・73秒差の3位で、22秒64)だったが、4月末に日本代表に決定していた上位者に欠員が出たため、3位の春日に繰り上げで出場権が巡ってきた。

 棚ぼたの朗報に春日は、日の丸入りのウエアを着てフィンを手に登場。「日の丸を背負うことになりました、オードリー春日でございます。トゥース!」と笑顔であいさつした。目標は「一番いい色のメダルしか考えてないですけどね。どの選手に聞いても5位を狙います、とは言わないでしょう(笑)。拾われた命というか、敗者復活で上がってきたので、メダルを取らないと納得できない。金を狙いますよ」と優勝を宣言した。

 もしメダルを取れた場合は「テレビに出ている人間ですから、各局でレギュラー番組がほしいですね。ミニ枠でいいから。私の夢は毎日、全時間帯に出るというのが目標なんで。来てくださっている局でレギュラー番組がほしいです。特にTBSさん、ほしいですね。いろいろやらされてるんですよ。体鍛えろとか、フィンはいて泳げとか」と要求。逆に取れなかったら「入国拒否でもいいですけどね。日本の顔として行くわけですから。大罪人ですから。その場合はすぐアフリカの方に行きますけどね」と日本人としての地位をかけて挑む気概を示した。

 K-1にボディービルと芸人の域を超えた肉体派タレントとして活躍中の春日。中学時代に水泳部だったこともあり、昨年10月からフィンスイミングに取り組み始めた。競技歴約8カ月で日本代表の座をつかみ取った。

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