フジテレビ ドローン運用基準作りへ
フジテレビの亀山千広社長が24日、都内で定例会見を開き、小型無人機「ドローン」の活用について、局独自の運用基準を早急に作るよう指示したことを明かした。同局では、報道、スポーツ、バラエティーなど多くの現場でドローンを使用している。
ドローンが22日、首相官邸の屋上で見つかった事件を受け、記者から運用基準などについて質問を受けた。
ドローンについて「バラエティー、スポーツ、情報、報道など(の現場で)、かなり活用しています」とコメント。中でも、報道の運用基準はかなり厳しくしていることを説明した。バラエティーに関しては、これまで厳しい運用基準を作っていなかったこともあり「自分たちの全体の基準を作ろう」と調査している矢先だったという。
ゴルフ中継でもすでに活用しており「ドローンのおかげできれいにピンポイントでコースを紹介できるのは画期的」と評価。一方で「撮影機材としてはかなり優秀な物だが、危険があってはいけないし、いろんな意味で法整備がかかるんだろうなと思います。国も(運用基準について)法整備をしてくると思う」と見解を示した。
フジでは、局保有のドローンはなく、技術(制作)会社がカメラという位置づけで保有しているものを使用しているが、「(国の法整備とは別に)局の運用基準を作らなきゃだめかなと思って指示はしました」と説明した。