上西議員 FB炎上止まらず次々削除…

 3月の衆院本会議を体調不良を理由に欠席した前後の不可解な行動が疑惑騒動に発展し、大阪維新の会から除名処分を受けた上西小百合衆院議員(31)のフェイスブック(FB)に批判のコメントが殺到し、過去の政務報告の記事までが削除を余儀なくされる“炎上”が起こっている。

 FBの騒動が加速したのは今月2日。疑惑に対し明確な説明を行っていなかった上西氏が、FBに本会議を病欠した体調管理については謝罪の弁を記したものの、疑惑に関しては「私が旅行に出かけたというような事実はない」「療養に専念していた」との反論文を掲載。これに批判のコメントが殺到し、同記事は3日朝までに削除された。

 3日夜に初めて釈明会見を開いた上西氏は、反論文掲載について「(疑惑)報道を拝見して、なんとか私の口でどうしても発信したいと事実を報告させていただきました」と説明。

 ただこの記事に対して膨大数の批判コメントが殺到したことに、上西氏は「ずっと事実無根のうわさや、疑惑が報道され、当然一般の国民の皆さんは、私がフェイスブックに書いても、テレビの力は大きくて『なに言ってんだ』『うそつくな』とかすごい苦情があまりにも多かった」とし「私としては事実をご説明したのですが、これは掲載しないほうがいいのかな、記事があること自体が問題なのかな、と取り下げさせていただきました」と記事削除に至った経緯を説明した。

 ただし反論文の内容について、撤回かと問われると「違います、あれに書かせていただいたことは事実」と否定。一方で、誹謗中傷のコメントは「事務所スタッフの判断」で消去するなどしたというが、追いつかず。

 その後もコメント殺到は疑惑発覚前の政務報告に関する記事にも“飛び火”し、辞職を求めるコメントなどが続々と書き込まれて、3月中旬の数件の記事も削除されている。

 3時間に及んだ釈明会見では、男性秘書との旅行疑惑に関して、訪問先の地元町長や支援者との面会だったことなどを詳細説明し、一定理解が得られた部分もあった。報道陣から、芸能人のような対応をせず、最初から疑惑に関してきっちり説明していれば騒動が肥大化しなかったのでは?と問われた上西氏は「そうかもしれません」と唇をかんだ。

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