橋下氏 上西議員を4日昼までに結論

 3月13日の衆院本会議を体調不良を理由に欠席した直後、男性秘書と旅行したという疑惑の渦中にある、維新の党の上西小百合衆院議員(31)が3日、大阪市内で会見した。上西議員は「遊びの旅行ではなく仕事の一環」と疑惑を完全否定。これに対し、同党の最高顧問で大阪維新の会の橋下徹代表(45)は「国会議員としてあるまじき振る舞い」「総合的な判断では議員をやめるべきだと考える」とし、4日に結論を出すとの考えを示した。

 橋下氏は上西氏について「問題なのは(病欠前日の)12日の過ごし方。大問題です。そのことが13日の本会議の欠席につながったと考えるのは普通です。3件もはしごしたならアウトですよ」と語った。

 上西氏は3月12日に都内のショーパブなどを訪れたとも報じられたが、この点について数日前から嘔吐(おうと)など体調が良くなかったことをあげ、「12日の夕方に一時症状が治まり、以前から先輩議員で医師の方とのお約束でその患者さんとお会いした」と説明。面会相手を待つ間に居酒屋などに入ったが「飲酒は一切してないし、食べ物にも手をつけられなかった」とし、ショーパブは面会相手の勤務先だと説明した。

 15日の旅行疑惑については「そのような事実はない」と否定。支援者らと会い、秘書の母親宅に泊まったことを明かした。遊びではないと反論する上西氏を橋下氏が「秘書の実家のお母さんのところに泊まったんだからそれはデートと言われようが何と言われようが仕方ない」となだめるシーンもあった。

 上西氏の秘書の男性も途中から出席し、テレビ局から取材を受けた際に巻き舌で恫喝まがいの発言をしたことについて「このたびは多大なるご迷惑をおかけしました。深く反省しております」と謝罪した。

 橋下氏は秘書について「きちんと指導します。自戒の念を込めながらきちんと指導していきます。あれはダメです」と語った。

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