関テレ 過去最大の改編率48・1%

 関西テレビが16日、春の番組改編会見を行い、視聴率低迷からの脱却を目指し、過去最高の改編率48・1%の抜本改編を発表した。系列キー局のフジテレビが行った過去10年最大の改編に加え、自局制作率も過去最高30・7%にまで増加させての大幅改編。新コンセプトに「超えろ。カンテレ」を設定し、歌手・槇原敬之に依頼して同局社歌「超えろ。」を完成させる異例の改革策となった。

 同局は14年の年間視聴率が全日帯(6-24時)、ゴールデン帯(G帯・19-22時)、プライム帯(P帯・19-23時)の全てで全局3位となり、特にG帯、P帯では過去最低の数値となったと公表。大澤徹也編成局長は「番組を根こそぎ変えていかないと変われない」と、1日のほぼ半分の時間帯で番組が入れ替わる番組改革を発表した。

 改編率は全日帯49・2%(過去最高)、G帯48・3%(過去3位)、P帯50・8%(過去2位)で、全放送時間では48・1%(過去最高)。先だって系列キー局のフジテレビが発表した過去10年最大の改編にプラスして、自局制作番組も大幅改革する。

 約10年続いた夕方のニュース番組「スーパーニュース アンカー」を、3時間枠に拡大した新番組「ゆうがたLIVE ワンダー」に切り替え、産休中だった看板の藤本景子アナ(37)をメーンキャスターに起用。

 またフジテレビが伝統のドラマ枠を廃止した火曜・午後9時枠で、関西テレビ制作のグルメバラエティー「発見!なるほどレストラン」(MC・木村佳乃、後藤輝基)をスタートさせる。

 また、会見では、歌手・槇原敬之に作詞・作曲を依頼した社歌「超えろ。」が完成したことも明らかにされ、春改編初日の3月30日にはお披露目イベントも予定。大阪出身の槇原は「この春でカンテレさんが大きく変わられるということで、そんな一大キャンペーンに参加させてもらえることを非常にうれしく思っています」とコメントした。

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