NHK会長「アナウンス室で勉強する」

 NHKの籾井勝人会長は5日、都内で定例会見を開き、これまで自身の発言がたびたび波紋を広げてきたことから、「話術を勉強するためにアナウンス室で勉強したい」と話した。

 就任から1年あまり。籾井会長は自身の発言がたびたび「誤解」を招いてきたことに触れ、「私に問題があると思っています」と話し、「私の発言が、いらんことまで付け加えちゃう。これは私の話し方の問題だと思う。今から話術を勉強するために、アナウンス室に籍を置いて、勉強させてもらいたい」と“アナウンス室行き”を志願。驚く記者たちを前に「冗談じゃなく、まじめに思っている」と念押しした。

 さらに「私のしゃべり方が乱暴で皆さんを誤解させていることは心から申し訳なく思っています」と語った。

 籾井会長は昨年1月の就任会見で慰安婦問題について、個人的見解と断った上で「どこの国にもあった」などと発言。波紋を広げたのを始めとして、その後も何度か発言が問題となっている。

 慰安婦発言では、昨年4月にNHK総合の情報番組「とっておきサンデー」に出演し、「視聴者の皆さまに大変なご心配をかけた。深くお詫びする」などと謝罪し、頭を下げた。

 また、この日の定例会見では、2月の定例会見で戦後70年に向けた放送計画を問われた際、政府の意向を反映させるかのような発言を行ったことについても、釈明を求められた。これに対しては「特にございません」とした。国会などでは「真意が伝わっていない」と釈明している。

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