橋下氏との公開討論 藤井教授が拒否

 大阪市の橋下徹市長(45)と、大阪都構想などを巡り酷評合戦を展開してバトル状態にある、京都大大学院教授で内閣官房参与の藤井聡氏(46)が7日深夜、橋下氏率いる大阪維新の会から要求された公開討論を拒否することを表明した。

 ネット上に「権力による言論封殺には屈しません」と題した専用ホームページを開設し「声明文」を動画と文面で公開した。

 これまでに大阪維新は藤井氏が展開する大阪都構想に関する主張に「市民に対し間違った情報を示し、誤解を与えている事には憤りを感じ、間違った情報を発信される事に強く抗議するものであります」との書面を送付し、公開討論を求めていた。

 これに対し藤井氏は「声明文」で「『憤りながら抗議』するならそもそも、『冷静な議論』は無理」「『討論』でなく、『ケンカ』の申し入れなのです」「一種の脅迫と解釈しています」と主張し「公開討論の申し入れには応じません。返答をするつもりもありません」とした。

 そのうえで藤井氏は「橋下市長やそのシンパ(信奉者)達は、私が公開討論に応じなかったことをもって『藤井が逃げた!』と叫び、橋下市長の正当性を印象づけようとし、言論封殺を繰り返すでしょう」と予測したうえで「しかし私は、そんな『言論封殺』には屈しません」と宣言。今後も大阪都構想に対し「発言し続けます」「私の言論はいかなる圧力、脅し、あるいは嫌がらせにも、絶対に、屈することはありません」とした。

 これに対し橋下氏はツイッターで即座に反応。「京大の藤井教授。やっぱりでしたが、公開討論に応じないとのこと」と連続ツイートを繰り出し「あなたが常日頃言っているお国のために公開討論に応じるべきだ」「陰でまた色々言うのだろう。やれやれ」「批判や論評はいいが人をバカにした表現は止めろ」と記した。

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