大阪を拠点とするヒップホップグループ、ＥＴ-ＫＩＮＧのセンコウ（３５）が２０日、自身のブログで、９月２０日に第１子となる女児が誕生していたことを発表した。

　当初は９月２７日のイベントで発表を計画していたが、メンバーのＴＥＮＮさんが直前の２５日に自殺。公表を２カ月見送っていた。

　センコウは「ご報告」と題したブログで「ご報告遅くなりましたが、ちょうど２ヶ月前の２０１４年９月２０日。元気な女の子が誕生しました。」と２カ月遅れでの第１子誕生を報告。「ＴＥＮＮが旅立ちまだ心の整理がつかず悲しみの中にいますが、彼女が日々の生活の中でたくさんの喜びをもたらしてくれています。」と新しい生命の誕生が、娘の存在が、仲間の急死という悲劇の中で明るい光となったことを明かした。

　センコウは１１年７月一般女性と結婚していた。

　ブログでは「ＥＴ-ＫＩＮＧのことヒロウモンズのこと１０１０（※ＴＥＮＮさん）のこと、正直まだ時間はかかると思います。ですが、前を向き前に進むために曲作りは続けています。皆さんに会える日を楽しみにしています。たくさんの愛と明日に感謝して」と悲しみから立ち直る決意も記した。

　センコウはＥＴ-の仲間であるＴＥＮＮさん、ＢＵＣＣＩとともにユニット「ヒロウモンズ」を結成し、活動していた。ＥＴ-、ヒロウモンズともに活動を休止しており、所属事務所によると、現時点で再開のメドは立っていない。