錦織速報でスポーツ史上初のテレビ対応

 錦織圭が準優勝に終わった9日午前6時開始のテニス全米オープン男子シングルス決勝を、WOWOWが国内独占放送権を握るため生中継できなかったテレビ各局がそれぞれ国政選挙並みの対応を見せた。テレビ東京を除く民放各キー局とNHKは番組中に画面の一部を使って試合速報するという、日本のスポーツ中継史上初のシーンが見られた。

 テレビ東京を除く民放各キー局は試合開始後もそれぞれの番組で錦織の特集、日本での応援風景、現地で10時間並んで観戦チケットをゲットしたという日本人ファンなどを紹介する一方、一般ニュースやスポーツ・芸能ニュースも報じた。

 その画面の一部を使ってセットカウント、ゲームカウントを速報、TBSでは6時台と、ゲーム終了直前ではスコア速報も刻々と伝えた。

 それぞれの番組スタジオではMC、出演者、ゲスト解説者らがWOWOWの中継画面に見入りながら、「速報」を口にする光景も見られた。

 8時を過ぎて各局とも番組が切り替わり、NHKは朝の連続テレビ小説「花子とアン」が始まると画面速報を中止、8時3分に試合が終わると、テレビ東京とともに速報テロップを流すことで対応した。

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