海老蔵、父・團十郎の家出事件明かす

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が子供のころ、父・十二代目團十郎が家出し、公園のベンチで一夜を過ごしたことがあるというエピソードを、11日のブログで明かした。

 海老蔵はこの日、病院で定期検査を受け、1日のスケジュールを終えた夕刻、公園のベンチに座って時間をつぶした。

 「いつもは座らない公園のベンチに座って」海老蔵はふと父・團十郎のことを思い出した。それは「私が子供の頃…1度父と母が喧嘩して父が家の外に出たらしい…」という事件の記憶から始まった。

 その家出について後年、父に尋ねたことがあったのだろう。その答えが「後から聞いた話ですが笑 公園のベンチで寝たと言っていた…」と、芸に厳格な父とは正反対の、とんでもないエピソードだった。

 だから、海老蔵は公園でたたずんでいて追憶にふけった。「私の感だと多分このベンチ なにか感じる笑」。昨年2月に逝去して以来、何度も思い浮かべた父の面影を、海老蔵はまたまぶたの裏に描いてしまった。

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