左とん平最後のミュージカル 足腰悪い

三遊亭圓朝さんの墓所で舞台の成功祈願をする左とん平=東京・谷中の全生庵
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 俳優の左とん平(77)が11日、東京・谷中の全生庵にある三遊亭圓朝さんの墓所を訪れ、主演のミュージカル「死神」(9月3~9日、東京・紀伊國屋ホール)の成功祈願をした。

 同作は圓朝さんの落語「死神」を素材とし、1972年に故西村晃さん主演で初演された。ミュージカルだけに歌はつきもので、左も4、5曲歌う予定だが、「歌が難しくてね。歌は早くから、重点的にやらないと」と本音も。

 また、77歳という年齢もあり、「心配ですよ。足も悪いし、腰も悪いしね。ミュージカルをやるのも、これが最後じゃないかなあ」としんみり。

 それでも大のミュージカル好きとあって、「フレッド・アステアに心酔してねえ。あの素晴らしいステッキの扱い方を、今回の舞台で取り入れたいね」と意欲を見せていた。

 72年の初演の際には、演出を担当した藤田敏雄氏がサウナで大やけどを負うアクシデントがあったといい、今回のお墓参りは、お祓いという意味も込めて行ったという。

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