ＫＡＴ‐ＴＵＮの田口淳之介（２８）の単独初主演舞台「フォレスト・ガンプ」が３０日、東京グローブ座で初日を迎えた。上演前の通し稽古終了後に田口と共演の高嶋政宏（４８）、高橋ひとみ（５２）、前田亜季（２８）が会見した。

　２時間強出ずっぱりでセリフの量も膨大な田口は「一発目のセリフが出る前、心臓のバクバクさ加減が半端なかった」と、無事に通し稽古を終え安堵（あんど）。とはいえ前田によればセリフは「読み合わせの段階でほとんど入っていた」といい、高嶋も「（ガンプは映画版に主演した）トム・ハンクスの印象が強いと思うけど、これによってフォレスト・ガンプ＝入り口、出口、田口に（笑）」と、できばえに太鼓判だ。

　田口は事務所の先輩・東山紀之（４７）直伝の、８分間の音楽に合わせて腹筋６００回というトレーニングを毎日行い、舞台に備えたという。高嶋から「体がすごい。千秋楽は全裸」とけしかけられると「やりましょう！なんてウソウソカワウソ～。千秋楽はマッパで！マジマジアルマジロですよ」とワルノリしてみせた。

　もちろん、皆をバーベキューに招くなど「カンパニーを引っ張っていく」座長の自覚も十分。「僕の空気感がカンパニーに広がっていく」と、座長の醍醐味（だいごみ）も感じているようだ。ベテランの高嶋も「彼がいると稽古場が和む。ヘラヘラッとしていて」「きっぷいいですよ」と、初座長に合格点を出していた。

　舞台は６月２２日まで同所、６月２５日から２９日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで。