タモリ「あしたも見てくれるかな!」

 1982年10月4日から始まったフジテレビ系お昼の国民的バラエティー番組「笑っていいとも!」が3月31日、最終回となる8054回の放送を終えた。タモリの最後のひと言は「あしたも見てくれるかな!」で、観客も「いいとも!」で応えた。

 番組のオープニングでは、タモリがnoonboyzの2人を従え、聖書を手に牧師姿で現れて「どーもアリガトゴザイマス」と切り出した。

 「今日は朝から私、涙が…」としんみりとした口調で話すかと思えば、「違う、違う、花粉が…」とやはり最後までお笑いで貫く構え。「朝、家を出るとき近所の人たちが『さよなら、ありがとう』って。引退するブルートレインの気持ちが分かりました」と笑わせ続け、久しぶりにオープニングソングをnoonboyzとともに歌って“最後の昼”が幕開けた。

 続いて現れた月曜レギュラーの中で、HKT48の指原莉乃は既に泣きながらの登場。渡辺直美に「早いよ」と言われたが「もうタモリさんが歌ってるの、見れないかと思うと」とまた涙をぬぐった。

 タモリに「何か話せよ」とうながされたSMAPの香取慎吾は「なんとか、今までどおりにしてるんですよ。最初は17歳だったんだもん」と、やはり涙をこらえるのに精一杯の様子だった。

 この日、タモリは午前10時50分ごろ、東京・新宿のスタジオアルタに入る時からラストデーの主人公として騒動に包まれた。

 ファンが「32年間ありがとう!」という横断幕を掲げる中、スタッフ数人に囲まれ、スーツ姿で登場したタモリを、ファンら1000人以上が「タモさ~ん」と大絶叫で出迎えた。タモリは柔和な笑顔でそれに応えた。

 いいとも生放送が2002年4月5日に5000回を迎えた際、タモリの生放送単独司会世界最高記録としてギネス申請し、翌03年版のギネスブックに記載された。

 今回の番組終了を期に番組終了後、「8054回」が改めてギネスに認定され、公式認定員がスタジオに登場してタモリに認定証を手渡した。

 また番組当初から携わっている放送作家らスタッフ5人とカメラマン1人が紹介され、こちらにもギネス社から「生放送のバラエティー番組放送日数最高記録」の認定証が授与された。

 いよいよの最後となって、タモリは「32年間ありがとうございました」と挨拶。「そいじゃまた、あしたも見てくれるかな!」といつもの文句で締めくくり、観客も「いいとも!」で応えた。

 31日夜8時からは「笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の特大号」が放送される。

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