ASKAの活動自粛発表「社会的責任」

 9日発売の「週刊文春」に掲載されたインタビューで、興奮剤の使用や暴力団との関わりを認めたCHAGE&ASKAのASKAについて、所属事務所「ロックダムアーティスツ」が10日、公式ホームページでASKAの活動自粛を発表した。「社会的責任」を踏まえた上での処分という。またASKAが認めた内容について「本人の認識が甘く、極めて不適切な行為であったと疑われても否定できません」と厳しく批判した。

 同誌でASKAは覚せい剤の使用を否定しながらも、「アンナカ」と呼ばれる中枢興奮・鎮痛剤を服用したと説明。薬をもらった暴力団関係者からアンナカを吸ったところを盗撮されたと認めている。

 所属事務所は10日、「ASKAの活動に関するご報告」と題し、公式HPにコメントを発表。「今回、ASKAが弊社に無断で記者との接触を行い、違法ではないとしても薬物の入手経緯や、音楽関係者と称した人物との関わりについて掲載された記事の内容は、これまでの信頼関係を損なうものとして大変遺憾です。これらの経緯についても本人の認識が甘く、極めて不適切な行為であったと疑われても否定できません。」と厳しく“糾弾”した。

 また、9日、所属事務所社長がASKA本人と話し合いを持ったことを明かし、「一連の報道で世間をお騒がせしたことと社会的責任を踏まえ、ASKAの活動を自粛し、引き続きの健康の回復に努めることといたしました」と“活動自粛処分”を決めたことを発表した。

 なお、文春に掲載されたASKAのインタビューについて「ASKAは一連の報道の発端となった週刊文春の記者へ、取材ではなく個人的に話をしたいという衝動的な気持ちから連絡し、記者も取材ではないことに同意した上で自宅に招きました。」と経緯を説明。記事化については、あくまで「本人が承諾したものではありません」とした。

 また9日のHPに続き、この日も「これらの経緯について弊社は一切関知しておりません」と強調している。

 【ASKA薬物報道の経緯】

 ▼8月1日 「週刊文春」がASKAの覚醒剤使用疑惑と暴力団との交際を報道。覚醒剤の吸引映像を暴力団に撮影され、金銭を要求されているとも報じた。

 ▼8月1日 所属事務所が公式HPで「報道内容は事実に反しており、大変遺憾。弊社としてはこれらの報道に対し、厳重に抗議します」と文春の報道を否定する声明を発表。

 ▼9月27日 ASKAが公式HPで初めてコメントを発表。「記事にあるような、違法なことは一切やっていませんし、あのような言動、行動に関しましても、一切ありません」と薬物疑惑などの報道を完全否定。「(※ファンの皆さんは)今回の記事に遭遇し、非常に憤慨し、不愉快な想いをされたことと思います。僕自身が最大級にそうでした」と怒りをあらわにした。

 ▼10月9日 「週刊文春」がASKAの独占インタビューを掲載。ASKAは興奮剤である“薬”(アンナカ)の使用や暴力団関係者との関わりを認めた。同日、所属事務所は公式HPで「これらの経緯について弊社は一切関知しておりません」と異例のコメントを発表した。

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