蘭寿とむ 退団は「今なら」と決断
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来年5月に宝塚歌劇団を退団することを発表した花組トップスターの蘭寿とむが8日、大阪市内で会見した。
蘭寿は退団を考えはじめたのは今春だったことを明かし「ステージ上で男役として力が抜けて本当に楽しめている瞬間があり、毎日が楽しく、今だなと思いました」と説明。現在の花組の充実ぶりをみて「今ならバトンタッチできる」と決断したという。
退団後の予定に関しては「全く考えられない状態。残り半年ですが、蘭寿とむならではの男役をまっとうしたい」と、さわやかな笑顔で語った。
蘭寿は96年に宝塚音楽学校から主席で同歌劇団に入団。「優等生と呼ばれたくなくて、その殻を破りたかった」と当時を振り返った。11年から花組トップスターを務め「作品にも恵まれ、この先、こんな幸せはないんじゃないかと思います」と感謝した。
退団公演は「ラスト・タイクーン‐ハリウッドの帝王、不滅の愛‐」「TAKARAZUKA∞夢眩」(来年2月7日初日・宝塚大劇場、同4月10日初日・東京宝塚劇場)。東京公演千秋楽の5月11日に退団する。