橋下代表 堺市長選での中傷ビラに怒り
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が30日、維新候補が敗れた堺市長選(29日投開票)の選挙期間中に、何者かによって堺市内に橋下氏を誹謗中傷する悪質なビラが大量にまかれ、現物を維新側が入手していることを明かした。大阪市役所で記者団の質問に答えた。
橋下氏によると、こうしたビラは複数種類あり「かなりの量」にのぼるという。橋下氏の写真とともに「風俗に行け」と書かれたものや、「(橋下氏に)愛人が3人、隠し子もいる」との旨が記された、悪質な内容のものもあったという。
橋下氏は、堺市長選の結果に関しては「選挙(戦略)においては、相手方が見事というかあっぱれというか、一枚も二枚も上だった」と敗戦を正面から受け止めたが、ビラに関しては「公職選挙法があっても、やったもん勝ちのようなところがある。やられたら、やられっぱなしだ」と怒りをあらわにした。
ビラの出どころは現段階では不明で「僕らがこのことをもってああだこうだ言っても、負け犬の遠吠えにしかならない」と、司法機関への届け出などは見送る考えを示したが、「相当な組織力と資金力がないとできない」と指摘した。
橋下氏の掲げる「大阪都構想」の是非が焦点となった堺市長選。ビラは、橋下氏に対する誹謗中傷以上に、都構想に関して市民の不安をあおる内容のものも多かったという。それだけに橋下氏は「今の公職選挙法では、反論ができない。違法なビラを押さえた場合に反論権を持たせてもらわないと、フェアにならない」と訴えた。
「地方の選挙ならあるのかもしれないが、これだけの大都市部で、これだけのことが行われたのは珍しいと思う」と橋下氏。「選挙の公正とはなんなのか」と、釈然としない様子だった。
