里田まい ガッツポーズで歓喜の涙

優勝の瞬間、ガッツポーズを決める里田まい=西武ドーム
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 プロ野球・楽天が26日、西武ドームで西武と対戦し、4‐3で勝利し、球団創設9年目にして初の優勝を決めた。9回裏には楽天のエース、田中将大投手が登板。妻でタレントの里田まいが見守る前で、胴上げ投手となった。里田は優勝の瞬間、「マー君おめでとう!」と大声で叫び、ガッツポーズ。歓喜の涙を流した。

 最後のバッター・浅村を空振り三振に仕留めた瞬間、マー君は大きくガッツポーズ。直後に右手を高々と掲げ、人差し指で数字の「1」を示した。バックネット裏で見守っていた里田は、「マー君おめでとー!」と大声で祝福。ガッツポーズで喜び、持っていた「田中」の文字が入ったタオルで大粒の涙をぬぐった。そして、愛する夫に見えるよう、高々と「田中タオル」を掲げた。

 9回裏、力水をゴクリと飲んだマー君がマウンドに向かう。開幕から負けなしの22連勝中。緑色の楽天のユニフォーム、えんじ色の帽子をかぶった里田は、両手を合わせて祈った。目は潤んでいるように見えた。

 初優勝のプレッシャーか。2死二、三塁となったマー君に語りかけるように、そして自らをも落ち着かせるように、「自分のペースで大丈夫、大丈夫」と声をかける場面もあった。

 夫の球界を代表する大エースに成長したマー君を、栄養バランスのとれた食事など、内助の功で支えてきた里田。この日は、歴史的瞬間を目に焼き付けようと、自宅のある仙台から西武ドームにかけつけ、バックネット裏で球団関係者の知人と、楽天の帽子にユニフォーム姿で、熱い声援を送った。

 左手薬指には結婚指輪がキラリ。球場には、ストライプのシャツ姿で到着したが、試合開始約40分後には、緑色の楽天ユニフォームに着替えるなど、気合十分。時折声を張り上げ、手を叩き、応援用の「田中」と書かれたタオルマフラーを高々と掲げるなど、全身全霊での応援だった。

 里田が着用したのは夏季限定の企画ユニフォーム「TOHOKU GREEN」。『東北の緑が変わることなく、美しくあり続けることへの願い』をテーマに、東日本大震災からの早期復興、美しい東北の自然の保全、そして楽天が常勝チームになることへの願いが込められている。

 里田と田中は2010年11月に熱愛が発覚。オープンな交際を続けて、12年1月に婚約を発表し、同3月20日に入籍。12月10日にハワイで挙式した。

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