「半沢直樹」第1部完結編は29・0%

 11日に放送された、俳優・堺雅人主演のTBS系ドラマ「半沢直樹」(日曜、後9・00)の視聴率が関東地区で29・0%の高数字を記録したことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 今年のドラマ視聴率の最高をまたも更新した。瞬間最高は午後9時49分に31・9%をマークした。

 堺演じる型破りの銀行員・半沢直樹が、銀行内外の敵と戦う同ドラマ(全10話)は、11日が大阪を舞台にした第1部の完結編。

 計画倒産被害による5億円の融資事故を巡り、勝負をかけた東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹(堺)が、ついに逃亡潜伏中の東田社長(宇梶剛士)の愛人、藤沢未樹(壇蜜)から東田社長の隠し口座の通帳を入手し、怒濤の逆襲を展開した。

 瞬間最高を記録したのはドラマの最終盤。東田社長と結託していた浅野支店長(石丸幹二)に、刑事告発を見送る代わりに、東京本部の要職ポスト要求した半沢が、東京栄転を勝ち取り、本部に乗り込んで、今後の最大の敵となるとみられる大和田常務(香川照之)とすれ違った場面だった。

 7月7日に初回視聴率19・4%でスタートした同ドラマは、第2話以降も21・8%、22・9%、27・6%と右肩あがりで数字をのばし、30%台は目前。半沢の「やられたら倍返しだ」「10倍返しだ」の名ぜりふとともに、視聴率も絶好調となっている。

 また関西地区でも11日は視聴率29・5%、瞬間最高は同様の時間帯に32・6%をマークした。

 なお次週18日は、同局が「世界陸上モスクワ」を放送するため、第2部のスタートは8月25日となる予定。

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