安藤美姫 この1年は「父親」話さない

会見で現在の心境を語る安藤美姫=横浜市内のホテル(撮影・会津智海)
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 日本女子フィギュアスケートの第一人者、安藤美姫(25)が5日午後、横浜市港北区の新横浜プリンスホテルで行われた記者会見に出席。7月1日の“出産報道”やその後のことについて、安藤サイドからのお願いをした上で、競技者としての近況を報告した。

 会見の冒頭、安藤は7月1日にテレビ朝日の報道ステーションのインタビューで「4月3日に女児を出産した」ことを公表したが、1社限定で出演した理由について「自分の考え方をきちんと伝えたかったから」と説明。さらに、その後のメディアの取材に関して、競技者の自分以外の関係者に対しても「深夜の電話取材や、車での尾行」など失礼な取材方法に「やめて欲しい」と強い口調で訴えた。

 私生活の女児の父親に関しては「競技者として、この1年が終わったら分からないが、あちらの家族の方のこともあるので、私の口から誰だれ…というお話は一切しません」と断言した。

 しかし、自らの競技生活については7月の渡米でフリー、ショートの振り付け、曲の選定などが順調に進んでいることを説明。出産後、初めてトリプルサルコーが跳べたことに「うれしかった。今まで感じなかった、こんなにすごいことをやってたんだと自信にもなったし、幸せを感じた」と話し、10月に予定される復帰第1戦に向けて「できる範囲の努力をします」と決意を表した。

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