猪木氏 1、2、3ダァー!で出陣
日本維新の会から比例代表で参議院議員選挙に出馬するアントニオ猪木・IGF会長(70)が4日、東京都港区の事務所で出陣式に臨んだ。18年ぶりの国政復帰を目指す猪木はテーマ曲に合わせて登場。トレードマークの赤いマフラーを首にかけ、「元気があれば日本を変えられる。みんなに投票に行ってもらおうと思っています」と訴えた。
維新の会は共同代表を務める橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言などで大きな逆風が吹き荒れているが、猪木にとってはどこ吹く風。「極力暴言には気をつけようと思っていますけどね」と笑わせ、「維新への風はちょっと止まってしまったが、猪木ファンをここに呼び込めれば、新しい風を吹かせられる」と自信をみなぎらせた。
これには駆け付けた石原慎太郎共同代表も「国を立て直すために猪木さんという素晴らしいタッグを組む相手ができたんで心強い」と上機嫌で、猪木氏と力強く握手。最後は「国会に闘魂注入」と書かれたそろいのTシャツを着たスタッフ、支援者ら約80人と共に「1、2、3、ダァー!」と気勢を上げた。
猪木氏は1989年にスポーツ平和党(当時)から出馬し、参院議員を1期務めた。
