まさかの指原1位 2位大島「笑えた」

 「AKB総選挙」(8日、日産スタジアム)

 HKT48のメンバーで、4月から劇場支配人兼任となった指原莉乃(20)が“まさか”の1位に輝いた。得票数は2位のAKB48大島優子に1万4千票の差をつけた15万570票。

 2位「AKB…」とコールされると、会場中にどよめきが起こった。大島はぼう然とした表情で、1位と判明した指原は、顔を手で覆って驚きの表情。会場で見守った卒業生、前田敦子もただただぼう然と見守った。

 一方の大島は、2位で名前が呼ばれると、ぼう然とした表情。しかし、次第に笑顔に変わり、笑い出し、「涙の一つもでない。お腹をかかえて笑ってしまう総選挙は初めてです。去年は踏み台にしてほしいと後輩のために頑張ってきました。でも、後輩の意味が違ったので…」と絶妙のスピーチで笑いを誘った。

 さらに、「新しいAKBに期待しています。どんなコミカルグループになるのか。新しいAKB皆さんにお見せできるいい機会だなと思います。ありがとうございました」と悔しさよりも、晴れやかな表情で笑顔を見せた。

 今年の総選挙に残る名スピーチとなった大島の笑いを誘ったスピーチ。開票イベント終了後、大島は「AKBはまた新しいジャンルになるのではないか(と思いました)」と指原の“大波乱1位”により、AKBに新風が吹くことを“予言”。「指原がセンターをやることによって、AKBにもう一つ新しい引き出しが増えた。(総選挙で)あんなに笑いが起きるのはなかったですから」と振り返り、「(2位で)悔しいとかはないですよ。(ファンの皆さん)ごめんなさい」と明るく笑った。

 大島の言葉通り、大波乱の指原1位は、これまでの真剣勝負の戦いだった総選挙から、一気に「お祭り」ムードのイベントに変えた画期的な“事件”となった。“不動のセンター”前田敦子が抜け、大激震が走ったAKBにとって、第5回総選挙は大きな転機となりそうだ。

 大波乱を起こした指原は、1位で名前を呼ばれると、「すごくびっくりしていて…言葉も出てこないし、口の中もパサパサ…」と目を白黒。HKTに移籍してからの1年を振り返り、「テレビなどでは明るく頑張っていましたが、私にとって一番孤独な時間でした。でも今このステージで、15万票…ですよね?私は孤独じゃないんだ、と感じることができました」と15万票の重みをかみしめた。

 さらに、まさかの展開に驚くメンバーや会場のファンに向けて、「私がセンターになったらAKBは壊れる、とか言われましたが、AKBは壊しません!頑張ります!」と絶叫。

 スピーチを終えると、不安がこみあげてきたのか、「(大島)優子ちゃん、どうしましょ~(私がセンターだからって)すごい変な曲にされたらどうしよう~大丈夫かな~優子ちゃん、助けて~」とヘタレキャラで大島に助けを求めていた。  指原は昨年の総選挙で9位から4位に躍進した直後に、恋愛スキャンダルを報じられ、ペナルティーでHKT48に移籍した。

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