柚希礼音「ロミオとジュリエット」再演

 宝塚歌劇団星組公演「ロミオとジュリエット」(~7月8日)が31日、宝塚大劇場で初日を迎えた。

 同作はフランス生まれのミュージカルで、10年に星組トップスター柚希礼音と娘役トップ夢咲ねねにより、梅田芸術劇場で初演された。その後他組でも再演が繰り返された名作。自身でも2度目の上演となる柚希は「他の組でも上演されてきただけに、2度目とはいえ、違った難しさがある。前回をなぞるのではなく、新しいロミオを演じたい」と意欲を見せた。

 主演のロミオとジュリエット以外の役は、退団や組替えもありほぼ一新。ティボルト役の紅ゆずるや死役の真風涼帆らこれまで大きな役を担ってきた生徒以外にも、主要な役に礼真琴、壱城あずさ、天寿光希らフレッシュな面々が加わり、舞台を盛り上げた。上級生ではジュリエットの乳母役の美城れんも朗々とした歌と芝居で、芝居を引き締めていた。

 またオリジナルの作詞・作曲・演出を手掛けたジェラール・プレスギュルヴィック氏も観劇。熱心に拍手を送っていた。

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