オール阪神、政界進出断念

従兄弟の伊藤晴彦市長(左)とタッグを組む、名誉大使のオール阪神=大阪府泉大津市
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 漫才師・オール阪神(56)が、故郷の大阪府泉大津市で務めている名誉大使(任期2年)の2期目を続投することになり22日、同市役所で、今年1月に初当選した従兄弟の伊藤晴彦市長(60)から委嘱状を受け取った。

 一昨年から名誉大使を務めているオール阪神は故郷活性化のため今年1月の同市長選への出馬を真剣に検討したが、市職員だった伊藤氏が出馬することを決めたため、応援に回った経緯がある。

 今後の政界進出意志を聞かれたオール阪神は「もう、やめます。市長をみてたら政治をやるには(タレントとの)二足のわらじでは無理」と一応は、大使職に止まるつもりの様子だ。

 ただ「まあ、分かりませんで。また(世を憂いて)ブチッときたら」とも。今夏参院選を前に、国政政党からの出馬要請の有無を聞かれると「ないです。ないのが悔しいです」と残念そうに話し、「アカン、アカン、すぐこういうこと、言うてしまうから」と自らを戒め、笑いをとっていた。

 伊藤市長は、オール阪神の父親の妹の息子という間柄。今でも「ハル坊」「アキノリちゃん」と呼び合うが、“公務”では「市長」「師匠」と呼び合い、最近は町おこしについて熱く語り合っているという。

 この日は、この市長&師匠の協議で決まった、同市若手男性職員が大阪・なんばグランド花月の劇場職員として1カ月研修を受ける制度も発表。今後は市内小学校へのよしもと芸人の派遣も積極的に行い、オール阪神は知人の大物歌手に“泉州の歌”の制作を依頼しているという。

 市役所内には「名誉大使室」も新設され、オール阪神は市長室よりも大きいという立派なデスクの座り心地に満足そうだった。

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