歌舞伎座 團十郎さん勘三郎さん見守る
4月2日に新開場する東京・中央区の歌舞伎座の関係者向け内覧会が24日、行われ、報道陣に内部が公開された。
舞台の幅や花道の長さなど、実際に役者が演じる部分のサイズは旧歌舞伎座と同じ。舞台にはこれまでの松ぜり、竹ぜり、梅ぜりに加えて、新たに大ぜりが加わった。これにより大がかりな舞台転換などがスムーズに行えるようになったという。
客席は、幅や奥行きを以前よりも広く取った。そのため、総席数は1957から1904に減ったが、快適さはアップしている。以前に1階にあった柱も無くなり、各フロアにこう配をつけたため、どの席からでも舞台を見やすくなった。また、エレベーター、エスカレーター、スロープも設置されバリアフリー化も進んだ。
5階には庭園があり、憩いの場にもなっている。3階西扉の横には「想い出の歌舞伎俳優」のパネルがあり、73人の役者の顔写真がズラリ。その中には、新しい歌舞伎座の舞台に立つことを夢見ていた市川團十郎さん、中村勘三郎さんも並んでいる。
